« 琢磨よ,「結果」を残せ!! | トップページ | アロンソは脅える兎 »

2006年10月 5日 (木)

超攻撃的タッグ復活!?

 「アグレッシブ」という言葉には,ふた通りの意味がある。攻撃的なファイターという意味と,無謀な乱暴者という意味である。従ってアグレッシブという言葉は,決して褒め言葉としてだけに使われるとは限らない。ご存じの通り佐藤琢磨はアグレッシブなレーサーであり,いい意味でも悪い意味でも,この言葉が当てはまるドライバーと言っていいだろう。昨シーズンは悪い意味で使われることが多かったが,今季は幾分安定した走りを披露している。そしてもう一人,来シーズン琢磨のチームメイトとして噂されているアンソニー・デビッドソンもまた,「アグレッシブ」なドライバーとして知られている。

 デビッドソンは長らくホンダのテストドライバーを務めてきたが,これまでレースに出走したのは僅か3戦。長い下積みを経験してきたデビッドソンも,いよいよ表舞台に登場するのではないかと言われている。デビットソンは,SAF1設立時もそのドライバーリストに名を連ねていた。しかし,「戦闘力の低いSA05をドライブすることは,デビッドソンのキャリア傷をつける」というホンダ首脳陣の判断もあり,今シーズンもホンダのリザーブドライバーを続けていた。だが,シーズン終盤戦になりSAF1の戦闘力も高まってきたことから,一気に移籍話が進み始めた。ホンダのニック・フライ代表も,デビッドソンの放出には前向きであり,契約に大きな支障はないと思われる。

 琢磨とデビッドソンは,2001年イギリスF3をともにカーリンで戦い,B.A.Rホンダでも仕事をしているので,コミュニケーションは問題ない。デビッドソンのドライビングスタイルは,琢磨同様アグレッシブであり,このままいくと来シーズンのSAF1は,カーリンタッグ復活で超攻撃的なドライバーラインナップとなる。そうなると現在セカンドドライバーを務める山本左近は,テスト&リザーブドライバーとして名を連ねることになるだろう。鈴木亜久里代表も,何が何でも二人の日本人ドライバーをレギュラーシートに座らせようとは思っていないはずであり,この話は現実的なものとして受け止められている。

 「オールジャバン」という間違ったイメージを植え付けられてしまったSAF1は,ドライバーラインナップ決定にも,相当悩んだはずである。特にスポンサー関係には,「二人の日本人ドライバーを起用すること」が条件だったとも伝えられている。それが井出有治&山本左近の起用につながったのだが,電通頼みで何とか確保していた活動資金も,来シーズンはどうなるかわからない。亜久里代表の「マシンのカラーリングは赤白だなんて言ってられない。スポンサー次第」という言葉が,チームの苦しい台所事情を表している。スポンサーにアピールするには,マシンの戦闘力を上げ,少しでも上位で争う必要がある。そのためには資金が・・・。鶏が先か卵が先か,難しい決断である。

|

« 琢磨よ,「結果」を残せ!! | トップページ | アロンソは脅える兎 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185587/12161059

この記事へのトラックバック一覧です: 超攻撃的タッグ復活!?:

« 琢磨よ,「結果」を残せ!! | トップページ | アロンソは脅える兎 »