「第4」の勝者は可夢偉!
時が経つのは本当に早い。今日で2007年も半分が過ぎ去ろうとしている。そして同時に,このブログを始めてから約1年が過ぎようとしている。最近は週末のみのエントリーになってしまっているのが情けないが,それでも今夜は200本目となる節目のエントリーを書いていきたいと思う。さて,F1サーカスは北米ラウンドを終え,真夏のヨーロッパラウンドが始まっている。ここ数戦マクラーレンに押され気味だったフェラーリが反撃の狼煙を上げるか。それとも強さと速さを兼ね備えたマクラーレンが,このまま独走態勢に入るのか。王者フェルナンド・アロンソVS超新星ルイス・ハミルトンのチームメイト対決も絡んで,目の離せない状況が続いている。
今年のフランスGPはF1だけではなく,サポートレースも要注目である。ヨーロッパラウンドのサポートレースと言えばGP2だが,今回はそれに加えユーロF3も行われているのである。そしてユーロF3と言えば,TDP三銃士の一人でASMからエントリーしている小林可夢偉である。ユーロ2年目のシーズンとなる可夢偉は,ここまで速さはあるものの運に見放された感もあり,3戦を終えランキング7位に留まっていた。マニクールに姿を見せた可夢偉は「序盤戦はやや苦戦が続いたが,調子は上がってきているし自信はある。まずは早く1勝を挙げたい」と,勝利に対する意欲を語っていた。
そして昨日行われた予選では見事ポールポジションを獲得。レースでは2番手スタートのロマン・グロージャンと接戦を繰り広げた。グロージャンは第3戦で,ASMのチームメイトであるニコ・ヒュルケンベルグと可夢偉を次々と撃墜し,自身はそのレースで勝利。第2戦でも同様の勝ち方をしており,可夢偉にとっては因縁の相手でもあった。今回も最終ラップのヘアピンで両者が接触する場面があったものの,コースアウトしたのはグロージャンのほう。可夢偉は追撃を振り切り,待望のユーロF3初優勝を飾った。この勝利で可夢偉はランキング3位に浮上。トップのセバスチャン・ブーミィとは依然20ポイントの差があるものの,追撃モードに入った可夢偉に期待したい。
今回ユーロF3初優勝を果たした可夢偉は,同時に日本人で4人目となる「F1サポートレースの勝者」となった。過去にF1のサポートレースで優勝したのは,2001年イギリスGPの佐藤琢磨,2002年ドイツGPの松浦孝亮,そして前戦アメリカGPの武藤英紀と,実に全員が「スーパー・アグリ」のドライバーなのである。これは単なる偶然だろうが,それだけARTAがハイレベルのドライバーを擁しているということになるのだろう。もっとも可夢偉はTDP(トヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム)の一員であり,今後F1デビューを果たしたとしても,SAF1に加わることないだろうが・・・。いずれにせよ,今後も活躍が楽しみな小林可夢偉である。
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