お金では得難い「感動」
ウェブの中をウロウロしていると,時々面白いサイトに出くわすことがある。今日見つけたサイトは,「MyBoo」というブログ解析サイト。自分の書いているブログに「どんな話題」が多いのか,そこには「どんな気分」が現れているのかなどを解析できるという。早速このサイトのURLを入れ解析してみた。結果は,『「感動の様子」がブログににじみ出てます。話題に関しては「本」について多く書かれているみたいです。』とのこと。本についてのエントリーはそれほど多くないと思うが,「感動の様子」と言われれば「当たらずとも遠からず」かもしれない。モータースポーツの世界には,お金では得難い「感動」がであるからである。
クリスマス休暇真っ最中のF1界。当然,世界に発信されるニュースも多くはない。しかし,そんな中でどうしても探してしまうのが,SAF1に関するニュースである。チームの危機的な財政状況が伝えられる中,先週ダニエレ・オーデット/マネージング・ディレクターは,「我々にはまだふたつの問題がある」と,現状を語っている。二つの問題とは,既に周知の通り,4000万ドル(約45億円)にものぼる金銭的損失と,中々結論の出ないカスタマーシャシーの問題である。カスタマーシャシー問題に関しては,年明けに裁定が行われると言われているが,これらが解決されないことには,来季の計画など立つはずもない。
鈴木亜久里代表は,現在も複数の企業とスポンサー契約のと話し合いを続けているという。しかし,SAF1の創設以来言われ続けていることが,「日本企業はあまり興味を持ってくれない」ということである。現在日本中を探しても,億単位の広告宣伝費をモータースポーツに使うことのできる企業は限られている。ましてやF1は商標権の問題から,レース映像を広告媒体として使うことは不可能に近い。そうなると,宣伝の為だけではなく,スポンサー同士の「Business to Business」いわゆるBtoBと呼ばれる企業間取引が見いだせなければ,企業側もF1に興味を示してはくれない。しかし,残念ながらプライベーターであるSAF1には,それを推進するノウハウが殆どないのである。
一方,同じプライベーターでありながら,このBtoBを積極的に取り入れ,多くの企業から支援を受けているチームがある。F1界の古豪ウィリアムズである。ウィリアムズのスポンサーにはAT&Tを始め,レノボ,RBS,ロイター,アリアンツなと,多くの企業が名を連ねている。これらの企業はただスポンサーとしてチームに資金を提供し,マシンにロゴを露出させているだけではなく,互いのビジネスチャンスを拡大できるのである。ウィリアムズのスコット・ギャレット/スポンサーシップ・マネージャーは「2002年以降,我々のパートナー間で5億ドル(約588億円!)に相当するビジネスを促進してきた」とBtoBの成果を語っている。「感動」を得るためには,やっぱりお金も必要だよなぁ。
参照サイト:MyBoo
| 固定リンク | コメント (6) | トラックバック (0)


最近のコメント